八幡平石鳥谷集落の西側に三の岳(618m)が聳えています。
この麓に巨岩が露出している赤石山があり、昔ここに「恩徳庵」を建立
し阿弥陀三尊像が安置されていました。
その縁起によると、寿永2年(1183)源義経の平家追討に、鹿角から
馳せ参じ、屋島の戦いで戦死した花輪次郎の従者が、主君の菩提を弔うた
め讃岐国の道場寺から三尊を持ち帰り、恩徳庵を建立したとされています。
この庵が花輪の恩徳寺の起こりで、平成25年秋に阿弥陀三尊の修復と
合わせて恩徳庵発祥の地に顕彰碑が建立されました。
山門右手には「赤石山峰」の文字が刻まれている。
左手には「恩徳庵跡」の文字
発祥の地に建立された顕彰碑
花輪の恩徳寺(山号:阿伽井趾山)寛永6年(1629)創建